勉強会に必要な大義名分

長く勉強会を運営していくのに、勉強会自体のコンセプトを考えることは非常に重要ですが、さらにそこに大義名分となる社会性や公益性を加えることで、存在を確固したものにすることができます。

 

社会性や公益性というのは、具体的に地域活性化や地域貢献といったもの。

 

例えば、よく登場するイブスタ。

イブスタのコンセプトは、「2つの大きな軸を持っています。ひとつめは、地域活性化。もうひとつは、千葉で働く人を元気にし、ひいては税収があがる仕組みをつくる。」となっています。

なので、懇親会はチェーン店を使わずに、地元の美味しいお店でしかやらないそうです。

 

あと、厚木の勉強会“アツスタ”では、地元の学生さんに3席解放し、無料で参加できるようにされています。

また、ただの勉強会ではなく、異業種交流会的な要素も組み込むことで、地域活性化に貢献されています。

 

他にも春日井の勉強会“でらスタ”は、春日井起業支援センターが運営しており、勉強会自体が起業支援の一環として運営されております。

 

なかなか都内や大阪といった都市部では難しいですが、それ以外のエリアではかなり有効だと思いますので、検討してみてください。

 

あなたの勉強会は、どんな大義名分を看板に掲げますか?

 

地元で勉強会コミュニティを立ち上げるのなら

地元で勉強会を立ち上げるのなら、てはじめに『○○大好き!』とか、『○○っていいね!』というコミュニティを立ち上げることをおススメしています。

○○には、勉強会を立ち上げる地名を入れてください。

これらのコミュニティを立ち上げると、地元愛がある人、地元の情報、交流に興味のある人、レベルはともかくソーシャルメディアに積極的な人が勝手に集まってきます。

とくに営利目的ではなさそうなコミュニティに見えると、人は気軽に入りやすくなりますからね。

で、参加していただいたメンバーで、地元情報を共有してもらうと、それほど労せずともグループは活性化するはずです。
年に一、二回ぐらい、リアルで交流できる異業種交流会などを企画すれば、積極的に参加してもらえますし、その時に主催者として仕切るわけですから、一番いろいろな人と話せますし、名刺交換もできます。
参加された方も主催者が何者なのか、どんなことをしているのかに興味津々のはずです。

そこで勉強会の告知をしてもいいでしょう。
勉強会開催に社会的理念を掲げることができれば、一気に求心力を高めることにもなるでしょう。

目先の集客も大切ですが、もう少しロングスパンでの集客の仕組みを作っておくことも重要だということです。

ただし、この手のコミュニティ戦略は、首都圏ではあまり効果はありません(汗)

勉強会運営で重要視しなくてはならないこと

勉強会は、コミュニティです。
コミュニティである以上、単発のセミナーのように講師から一方的に話を聞いて終了というのではなく、参加者間での関係性構築がなされなければなりません。

逆に言えば、参加者間での関係性構築を前提として考えると、いろいろなことが見えてきますよね。

例えば、開催頻度はどれぐらいだと参加者間での関係性構築がしやすいのか?
個人的には、月に一回だと考えます。
継続的に月に一回で開催し、ある程度の関係性構築がなされたら、隔月でもいいのかもしれません。
逆に、それ以上の頻度だと、参加者が煩わしく思うでしょう。

他にも、集客人数は多い方がいいのか? 少ない方がいいのか?
これも、個人的には、最初は採算ギリギリのラインでの人数にとどめて、先に参加者間での関係性構築をし、徐々に人数を増やすべきでしょう。
いきなり大人数で開催すると、コミュニケーションが取れない参加者が出てしまい、満足度が低下してしまうから。

コミュニティは育てるもの。
いきなり大々的にするのではなく、こじんまりとはじめて、参加者間での関係性構築をしながら、徐々に徐々に大きく育てていくべきですね。

もちろん、収益性も大事ですが、それよりも継続性に重きを置いて、とにかくコミュニティを育てていく意識を持ちましょう。

勉強会のネタを考える

勉強会をはじめようと思っても、何をネタにすればいいのか考え込んでしまうことが、よくあります。
そんな時は、原点に戻って、勉強会の目的は何だったのか、参加者は誰なのかを見つめ直してみましょう。

勉強会の目的が明確になっているのであれば、そこに立ち返ることで、何をネタにするべきか思い出すはずです。

私が運営している江戸スタは、ソーシャルメディアでビジネスを加速させて、出版や講師デビューをするのが目的なので、どうやったらそうなれるのか? そうなるためには何が足りないのか? を常に考えているので、ネタが枯渇することはありません。

逆に言えば、目的が明確になってないと、なかなかうまくいかないということになります。

江戸スタの場合は、最終的な到達点が商業出版です。
つまり、私の本業のお客さんに育てるということになります。

同じように、どうせ勉強会を開催する以上、自分の本業と絡めた方がモチベーションが上がります。

例えば、自分の取引先を開拓するため、自分の取引先が離脱しないため、自分の外注先や社員を見つけたり育てるため…などです。
そうすることで、感情移入がしやすくなり、何をネタにするべきか考えやすくなりますからね。

また、参加者は誰なのかを再確認する方法もあります。
それは、参加者の属性や悩み、欲求などを洗い出して、ネタを考える方法です。

考えるのが面倒なのであれば、参加者にアンケートでどんなネタがいいかを聞いてみるのも手でしょう。
江戸スタでも、いつかネタが枯渇してしまうかもしれないので、アンケートにそういう項目を用意しています。

勉強会を開催する主宰者の役得

勉強会の主宰者をしていて、一番のメリットは、講師との関係性構築だと思います。

なかなか知り合いになれない講師の面々と、勉強会に招致するという大義名分のもと、やり取りをしながらコミュニケーションが取れます。

しかも、招致する側ですから、講師も意外と友好的です。
なかには感謝してくれる講師もいらっしゃいますので、普通に知り合うのとは、全く距離感が違います。

さらに、勉強会の前後で打ち合わせや打ち上げを兼ねた会食の合間に、自分のビジネスの相談やアドバイスをいただくことも…。

それなりの集客力があれば、それを利益は出なかったとしても、無料でできるわけですからね。
個人的には、これが最大の主宰者の役得といえるのではないでしょうか。